スパダリ副社長の溺愛がとまりません!
恋も仕事も大事です
ーー乱れていた呼吸が落ち着き、汗も引いた頃、ベッドの中で亮平さんは、私の髪を優しく撫でていた。
「亮平さん……。私たちが付き合っていることって、内緒にしていた方がいいですか?」
まだ夢心地で尋ねると、亮平さんは眉をしかめた。
「なんで内緒? 実和子は、その方が都合がいい?」
「ち、違いますよ。むしろ、亮平さんがその方がいいのかなって……。立場上良くないとかないですか?」
と聞くと、ますます不愉快そうな顔をされて焦ってくる。
「副社長だから? そんな規制はあるわけないだろ?」
「だって……」
「実和子は、変なことに気を回さなくていいんだ。もちろん、お前にとって不都合なら内緒にするけど」
すっかり機嫌を損ねたようで、亮平さんは私を撫でてくれていた手を引っ込めた。
「亮平さん、ごめんなさい……」
弱々しく謝ると、不意に唇を塞がれる。
「亮平さん⁉︎」
突然のことでビックリすると、彼はニッと笑みを浮かべた。
「ごめん、ごめん。気にしてないよ。実和子に抵抗感があるなら、内緒にするし、そうでなければ聞かれたら話すって程度でいいんじゃないか?」
「そうですね。そうします」
怒っていたわけじゃなくてホッとした。亮平さんの言うとおり、聞かれたら正直に話そう。
橘グループの御曹司との交際なんて、周りから特別な目で見られそうで、それが少しイヤだ。
私はあくまで、亮平さんの人柄に惹かれたのだから。進んで報告して、自慢げだと誤解されたくないーー。
「亮平さん……。私たちが付き合っていることって、内緒にしていた方がいいですか?」
まだ夢心地で尋ねると、亮平さんは眉をしかめた。
「なんで内緒? 実和子は、その方が都合がいい?」
「ち、違いますよ。むしろ、亮平さんがその方がいいのかなって……。立場上良くないとかないですか?」
と聞くと、ますます不愉快そうな顔をされて焦ってくる。
「副社長だから? そんな規制はあるわけないだろ?」
「だって……」
「実和子は、変なことに気を回さなくていいんだ。もちろん、お前にとって不都合なら内緒にするけど」
すっかり機嫌を損ねたようで、亮平さんは私を撫でてくれていた手を引っ込めた。
「亮平さん、ごめんなさい……」
弱々しく謝ると、不意に唇を塞がれる。
「亮平さん⁉︎」
突然のことでビックリすると、彼はニッと笑みを浮かべた。
「ごめん、ごめん。気にしてないよ。実和子に抵抗感があるなら、内緒にするし、そうでなければ聞かれたら話すって程度でいいんじゃないか?」
「そうですね。そうします」
怒っていたわけじゃなくてホッとした。亮平さんの言うとおり、聞かれたら正直に話そう。
橘グループの御曹司との交際なんて、周りから特別な目で見られそうで、それが少しイヤだ。
私はあくまで、亮平さんの人柄に惹かれたのだから。進んで報告して、自慢げだと誤解されたくないーー。