甘くもビターな恋の味。
「あ、噂の真琴ちゃんじゃん」
そう千歳がいった。
「噂の?なんのこと?
てか、朝の人じゃん!
千夜、友達になったの?」
真琴にそう言われ、
「まあ、そんな感じ」
とこたえた。
真琴は既に二人の名前を知っていて、4人で少し話していると
「あ、やばい。お母さん達待ってるって!
じゃ、誠也君。千歳君。ばいばい
千夜、行くよ!」
そう言って真琴は私の荷物も持って私を引きずっていく。