【完】虹がキレイだよ
「一緒に入れてよ、傘。これならぶつからないでしょ?」
なんてさ。
ほら。不意に来るのは反則だよ?
優しく笑う和がね。
ほんとに何気ないこの時間が。
この空間が
泣きたくなるくらい一番大事なものだよ。
「え、ちょ、なんで泣いてるの!?」
オドオドしてる和が面白くて
わざとまだ拗ねてる振りをしてみる。
「…ごめんね…」
『…え?』
こんなに素直なのが。
こんなに幸せなのが怖くて。
聞き直してしまった。
そしてその返事をする前に近付いてくる
彼の唇。優しく重なる唇。
ごめんね、の後の言葉もちゃんと聞こえたよ
_____「…ごめんね。…あいしてる。」
なんてさ。
ほら。不意に来るのは反則だよ?
優しく笑う和がね。
ほんとに何気ないこの時間が。
この空間が
泣きたくなるくらい一番大事なものだよ。
「え、ちょ、なんで泣いてるの!?」
オドオドしてる和が面白くて
わざとまだ拗ねてる振りをしてみる。
「…ごめんね…」
『…え?』
こんなに素直なのが。
こんなに幸せなのが怖くて。
聞き直してしまった。
そしてその返事をする前に近付いてくる
彼の唇。優しく重なる唇。
ごめんね、の後の言葉もちゃんと聞こえたよ
_____「…ごめんね。…あいしてる。」