サクラチル
「俺、琴音の事愛してるからね。」



なんて優しくいう奏にどうしようもなく愛しさを感じた。



そんなことを思い出して



「やっぱり好きだなぁ。」



こみ上げる愛しさに思わず呟いた。



ちらりと時計台を見ると約束の時間5分前だった。



時間が経つのは早いななんて苦笑いを零す。



あと少しで奏に会える。



そう思うだけで嬉しかった。
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