サクラチル
最後に見たのは彼の後ろ姿だった。
「行かないで。」
奏との思い出が次々と現れては闇の中に消えてしまう。
それを必死に止めようと手を伸ばすが
すり抜けて暗闇へと落ちていく。
そして、夢は終わりだと言わんばかりに
明るい世界へと引き返される。
「行かないで。」
奏との思い出が次々と現れては闇の中に消えてしまう。
それを必死に止めようと手を伸ばすが
すり抜けて暗闇へと落ちていく。
そして、夢は終わりだと言わんばかりに
明るい世界へと引き返される。