サクラチル
「美味しかった?」



と楽しそうに笑っていた。



本当に一瞬奏の顔が目の前にあって唇に熱さを感じる。



けど、その出来事は瞬間に過ぎて気付けば彼との距離は離れていった。



夢見たいに感じるほど一瞬の事だったけど



確かに口の中に微かな苦味は残ってて

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