サクラチル
そう笑っていうと、奏ら納得したのか何も言わなくなった。



そんな彼を横目で見て歩きだそうとすると、腕を引かれ抱きしめられる。



一瞬なにをされたのか分からなかったけどすぐに奏の香りに包まれて抱きしめられたんだと感じる。



「ちょっ、奏?」



いきなり抱きしめられて焦っている私に奏は笑っているだけで。



抱きしめられている腕を離そうとしても思ったより強くて解くことが出来ない。
< 5 / 169 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop