君の声が、僕を呼ぶまで
「…っ!」

私は、雪兄ぃが閉めたドアに向かって、枕を投げつけた。


沙羅でも、相川さんでもない、冬島先輩が守るように送り迎えしてる子…。

それも気になるけど、相川さんがクラスに戻ってくれたらなとは思う。


…保健室、なるべく顔出しに行こうかな。

雪兄ぃに会うのは嫌だけど。


…ましてや、冬島先輩に会えるかもだなんてのが目的じゃ、ない、し。
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