君の声が、僕を呼ぶまで
でも今日は、終業のチャイムが鳴ってからしばらく経つけど、まだ保健室の中で落ち着かずにいた。

雪人先生は、明日から数日間出張で、私達に宿題を残して、準備などの為に今日はもう帰ってしまっていた。

だけど不思議と不安は少ない。


…放課後がこんなに楽しみなのも、何年ぶりだろう。

…あぁでも、どうすればいいのかな。



「小春っち、変な顔」

急に華ちゃんが声をかけてきた。


嬉しくてニヤニヤしたり、どうしていいか考え込んだり。

きっと、私の表情まで目まぐるしく変わっていってたんだろう。


でも、華ちゃんにも感謝だなぁ。

冬島先輩が来て、彼女の沙羅ちゃんも一緒に来てて、桜子ちゃんも同じクラスで。

不思議と狭く早く繋がっていった。


いつか、華ちゃんにも、お礼が言えたらなぁ…。
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