君の声が、僕を呼ぶまで

>【サラ】:…ここは、自由に喋れるから、好き。

>【サラ】:ここなら、きっと、私の声は自由。

>【サラ】:ここなら、きっと、気持ち悪いって言われる事はないと思う。

>【サラ】:アキとサクラは、本当の私を知らなくても、きっとここにいてくれるから。



…大丈夫だよ、【サラ】。

貴女はずっと、ここにいたんだね。

本当の貴女を知らなくても、私もここにいるから。




>【アキ】:僕も昔、女みたいだって、「気持ち悪い」って、皆に言われて、うまく言葉が出なかった事、ある。

>【アキ】:本当のサラを知ってても知らなくても、サラの声は、ちゃんと届いてる。



>【サクラ】:そうだよ、ちゃんと届いてる。

>【サクラ】:私は、絶対に、味方だから。



現実での本当の貴女を知ってても、私はちゃんと現実でも傍にいる。


だから、絶対味方するから。

だから、頑張ろうよ。


ねぇ、【サラ】。


―――ううん、小春。
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