君の声が、僕を呼ぶまで
山崎先輩の言い分は、理にかなっているような気もした。
だけど、それを肯定して、認めるわけにはいかない。
人を傷付けていいはずなんてないもの。
ましてや、その人の一番の痛みを掘り起こして、抉り直してまでした事を、正当化させるわけにはいかない。
「お前が目くじら立てなくったって、塚原先生は、ちゃんとお前の居場所をここに残しててくれたじゃないか。お前が戻って来るのを待っててくれたじゃないか」
「そうですよ、ただそこに小春が加わっただけで、小春は山崎先輩の居場所を奪おうだなんて思ってないです」
「何で仲良く出来ないんだ? 友達のありがたさ、お前なら分かるだろ? 一つの居場所を2人で共有する喜び、お前なら分かるだろ?」
2人で、山崎先輩に呼びかける。
「塚原先生は、お前と相川さん、2人とも同じように受け入れて…」
「違うもん!」
そこまでしらっとした顔で聞き流そうとしていた山崎先輩が、突然、冬島先輩の言葉を遮った。
だけど、それを肯定して、認めるわけにはいかない。
人を傷付けていいはずなんてないもの。
ましてや、その人の一番の痛みを掘り起こして、抉り直してまでした事を、正当化させるわけにはいかない。
「お前が目くじら立てなくったって、塚原先生は、ちゃんとお前の居場所をここに残しててくれたじゃないか。お前が戻って来るのを待っててくれたじゃないか」
「そうですよ、ただそこに小春が加わっただけで、小春は山崎先輩の居場所を奪おうだなんて思ってないです」
「何で仲良く出来ないんだ? 友達のありがたさ、お前なら分かるだろ? 一つの居場所を2人で共有する喜び、お前なら分かるだろ?」
2人で、山崎先輩に呼びかける。
「塚原先生は、お前と相川さん、2人とも同じように受け入れて…」
「違うもん!」
そこまでしらっとした顔で聞き流そうとしていた山崎先輩が、突然、冬島先輩の言葉を遮った。