君の声が、僕を呼ぶまで
きっとそれは、私が望まなければ、手に入らないもの。


きっとそれは、私が望まなければ、応えてもらえないもの。


きっとそれは、無音の世界を飛び越えて、私の声で伝えなきゃいけないもの。



声は、言葉は、届けたい相手がいてくれてこそ、色を持つから。


これは、私の世界を取り戻す戦い。

私から、私を取り戻す戦い。


守ってきたから、守られてきたから、今度はその想いを守るために、私は私と戦うの。
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