君の声が、僕を呼ぶまで

>【アキ】:励まそうと思ったのに、力になりたかったのに。

>【アキ】:自分の弱さを零しただけで、僕が一番過去に負けてた。

>【アキ】:ごめんね。

>【アキ】:いつか、君の声を聞きたい。

>【アキ】:いつか、君の名前を呼びたい。

>【アキ】:いつか、君に名前を呼んで欲しい。

>【アキ】:いつでも、どこでも、味方だって事、覚えていてほしい。

>【アキ】:世界はきっと君にも僕にも優しいから。


僕は【アキ】の言葉を、【サラ】に伝えた。

それは、智秋が小春に伝えたい事。


>【サクラ】:私も、ずっと味方だよ。


【サクラ】の言葉は【アキ】の言葉よりも、ずっと【サラ】に響くだろう。

だって、桜子は小春の為に、現実世界でも頑張っているんだから。

でも、だから、僕も小春の為に頑張るよ。


>【サラ】:2人とも、ありがとう


今度は言葉だけじゃないから。

だから、明日、待ってて。

明後日も待ってて。

明々後日も、その次の日も、僕も君の声を待っているから。
< 340 / 389 >

この作品をシェア

pagetop