君の声が、僕を呼ぶまで
6>君の声が、僕を呼ぶまで

『何でも話せる大事な存在』


きっと、それは
望んだ人だけが持っている

きっと、それは
応えた人だけが持っている


それは、無機質を越えて
それは、命の境界線を越えて
それは、誰かの想いを越えて


君の無音の世界に
言の葉ひらひら
季節の色を添えてゆく



過去が交わり
現在-いま-で絡まり
未来へ繋がり



古今東西、問い尽くされてきた
未来永劫、問い続けられるだろう



君の世界に
そんな僕はいますか


君の世界に
そんな僕の『言葉』は届いていますか


君の『声』が僕の『名前』を呼ぶまで
僕は何度も
君を探して季節を越える

< 366 / 389 >

この作品をシェア

pagetop