小倉ひとつ。
「ありがとうございます、伺ってきます……!」
「はい、よろしくお願いします」
お手すきの際に、改めて大学生の間だけお昼の休憩時間と場所の変更を稲中さんにお願いしてみたら、これまたあっさり許可が下りた。
というか、最初の許可の時点でこれからずっと変更していいよ、という意味だったらしい。
もちろん大丈夫だよ、楽しんでね、とにっこり頷いてくださって、それからは基本的に瀧川さんとお昼をご一緒するようになった。
滅多に相席しない瀧川さんの今までを鑑みてか、裏の店員の控室というか休憩室というかを使ってもいいよ、ともご提案いただいたのだけれど、それはふたりで話し合って、さすがに固辞した。
三席あるお座敷をふたりで占拠すると、おひとりぶん席が埋まってしまう。
せめてもと、隅の方のふたりがけのテーブル席に陣取ることにする。
「気にしなくていいよ」と言われたけれど、本来なら店員である私が席を使ってしまうのは心苦しい。
でも外食するには休憩時間が足りないし、だから私は大抵お弁当を持参しているわけだし、申し訳ないけれど、できれば稲中さんのお言葉に甘えて席をお借りしてしまう方がお互い無理がない。
その席にしても、お座敷よりはテーブル席に失礼した方が、少しはお邪魔じゃないはず。
瀧川さんと相談して、お休みの日もこまめに稲やさんに顔を出して、ちょっとしたものを買う方向で調整。
私はお昼どきに必ず一服いただくようにしよう。
毎回だとちょっと厳しいけれど、何かしらたい焼きとかおはぎとか、デザート代わりになるものをつけるとか。
「はい、よろしくお願いします」
お手すきの際に、改めて大学生の間だけお昼の休憩時間と場所の変更を稲中さんにお願いしてみたら、これまたあっさり許可が下りた。
というか、最初の許可の時点でこれからずっと変更していいよ、という意味だったらしい。
もちろん大丈夫だよ、楽しんでね、とにっこり頷いてくださって、それからは基本的に瀧川さんとお昼をご一緒するようになった。
滅多に相席しない瀧川さんの今までを鑑みてか、裏の店員の控室というか休憩室というかを使ってもいいよ、ともご提案いただいたのだけれど、それはふたりで話し合って、さすがに固辞した。
三席あるお座敷をふたりで占拠すると、おひとりぶん席が埋まってしまう。
せめてもと、隅の方のふたりがけのテーブル席に陣取ることにする。
「気にしなくていいよ」と言われたけれど、本来なら店員である私が席を使ってしまうのは心苦しい。
でも外食するには休憩時間が足りないし、だから私は大抵お弁当を持参しているわけだし、申し訳ないけれど、できれば稲中さんのお言葉に甘えて席をお借りしてしまう方がお互い無理がない。
その席にしても、お座敷よりはテーブル席に失礼した方が、少しはお邪魔じゃないはず。
瀧川さんと相談して、お休みの日もこまめに稲やさんに顔を出して、ちょっとしたものを買う方向で調整。
私はお昼どきに必ず一服いただくようにしよう。
毎回だとちょっと厳しいけれど、何かしらたい焼きとかおはぎとか、デザート代わりになるものをつけるとか。