湖都子のポエム6
別れは突然……
やばい……なにこれ……
どうなってんの……
こんなの惨めすぎる
大好きな彼と一緒なら
毎日が特別な瞬間だった
だけど彼との温度差を感じていた
別れの時は突然に……
こんなにあっさり終わる関係なんだったら
恋しなければよかった
ずっと一緒って言ってくれたのに
その約束も果たせないまま
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高2の冬……美緒……
友達と一緒に遊び行く途中で……バイト先で知り合った彼が、私のクラスメートととデートしてるのを見てしまった。
「私の気持ちはどうなるの?」
「きっぱりと別れないと……ダラダラ付き合うなんてダメだよ。今別れなくても、またいつか同じことが起こるわ」
「なんで……そんなのとわかるのよ……」
「好きって気持ちだけじゃ乗り越えられないこともあるのよ。もう彼のことは忘れなさい。美緒には、もっといい人がみつかるわよ」
「でも……」
「私みたいに辛い恋をしてほしくないの……」
そうだった。一年前、薫も同じような経験してたんだったね。思えば、短い付き合いだった。まだ始まったばかりの恋だった。どうしたらいいの……?でも、このまま付き合えないってこと……なんだよね。
2人に声をかけた
「彼が好きだって言ってくれたの……」
ふーん……そっか……
「よかったね。」
そういうことだったんだ。もう会わないし……
「さよーなら」
毎日楽しかった。毎日が特別な瞬間だった。でも、一瞬で全部がガラスが崩れるように、粉々になっていった
涙がこぼれ、涙が止まらなかった。彼のことは気にしないって決めた。忘れようと思った。もう絶対に諦めるって決めた。
バイト先の喫茶店に電話して、やめることにした。