湖都子のポエム6
彼女との距離……
会うたびに彼女の笑顔に癒される
大好きな彼女……
だけど彼女の気持ちは……?
もう一度よく考えないと……
ちゃんと考えないと……
冷静になろう……
彼女と距離をおき……
彼女と会わなくなった
___________________________________________
たまに美緒と2人で会っていた。ねぇ……美緒は俺のことどう思ってる?会えば会うほど、どうしようもないくらい本気で好きになっていた。
約束もない。毎日のように美緒にメールを送る。どこかでつながっていたくて……返事は返してくれるけれど、美緒からメールきたことなかったな……
メールを送らなくなった。もしかしたら、連絡くるかもって待っていたけど、音信不通になってしまった。すごくイライラする。すごくムカつく。
和から電話がきた。
「最近、美緒が元気ないんだけど、何か知ってる?」
「知らない。最近連絡……とってないし……」
「なんで?」
「美緒……俺が連絡すれば会ってくれるけど、美緒から連絡ないんだ。俺に合わせて、無理してるんじゃないかな?だから、連絡しなくなったら……音信不通になってさ……」
言ってて、情けなくなってきた。
「そうか……今から……うちにこれる?」
「予定ないから、大丈夫だけど……」
「すぐにこい。」
和の家に行くと、出てきたのは、美緒だった。
「和……は?」
「今……出かけてる」
おい……こいって言ったのに……
「ごめん……呼んでもらったの……」
「ん?どういうこと?」
「2週間も連絡こないんだもん。もう……嫌われたんだと思ったよ。」
「俺にも……色々あったんだよ。」
「色々って何?気になる。」
「俺ばっかり好きなのかと思って……」
美緒の答えが後ろ向きだと思って……
「そんなわけないじゃん……やだったら、初めから2人で出かけるわけないでしょ……」
「何それ……だったら、連絡しろよ……」
「急に連絡こないんだもん。もう嫌われたんだと思って」
って、泣きだした美緒
「泣くなって……」
「無理……勝手に出てくるん……だもん……」
「俺はずっと美緒のこと好きだった」
「じゃあ、どうしてあんなこと……」
「美緒……いつまで待っても変わんねーんだもん。不安だった。」
「そんなこと考えてたの?」
「ごめんな。ひどいことした。美緒が好きだよ。美緒の答えを聞かせて……」
「連絡こなくなってから、気づいたの。私、アキちゃんがいなくなるのはいやなの……これが好きってことなのかなぁ……好き……好きになっていた……の。好きっ……好きになっちゃったんだもん……」
照れながら、言ってくれた。
ようやく言ってくれた。やっと、俺の想いが届いたんだなぁ……ずっとその言葉を聞きたかった。ずっとその言葉を待っていた。諦めなくてよかった。