湖都子のポエム6
大事に想う気持ち
彼を好きになって知った
大事に想う気持ち
彼と一緒にいられない時
本当は独占したいと思ってた
私のわがままだってわかってるけど……
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一緒に暮らさないか……っていわれたけど、結局今までのまま。でも、本当は独占したいと思ってた。好きだから、知られたくない本当の気持ち……
和くんが帰りが遅くて、1人で部屋にいると、インターホンがなる。アキラと一緒にいた人だった……どうしたらいいの?と、悩んでいたら、ちょうど和くんがきたみたい。
玄関で、私を呼ぶ和くんの声……
「美緒、友達きてるぞ……」
「知らない人……だけど……」
「えっ……」
「あなた、彼を無理やり付き合わせてるのね。彼があなたを相手にするわけない。あなたになんか負けないんだから……」
あーもー……腹立つ。勝手なことばかり言って……すごくイライラする。すごくムカムカする。こんなのイヤ。
それだけ言って、その人は帰っていった。
「美緒、アキラとうまくいってない……のか?」
「うまくいってると思ってたんだけど……なんかわかんなくなってきた……私じゃ似合わないのかな……」
「そんなことないと思うけど……」
一緒にいない時のことなんてわからない。独占したいと思ってたけど、冷静になろう。彼に溺れていく自分が怖くなって……距離をおくことにした。それが私達のためだと思って……