私､いつも迷惑かけてごめんね(泣)

それからずっと私は､昏睡状態のまま

侑 毎日点滴などをしていた。

ク 目覚めるかもわからない陽妃の手を握りながら
陽妃ごめんね　という日々。

喧嘩した日から
3ヶ月が経っていた。

ク 陽妃…お願い目を覚まして…また天使の笑顔みせて
ほしいの…。（泣）
涙が陽妃の頬に落ちた。

陽妃はずっと生死を彷徨(さまよ)い続けていた。
ずっと不思議な夢を見ていた。

私がまだ生まれてない時の夢だった
お母さんのお腹はみるみるうちに大きくなっていって
ある日､お母さんは切迫早産が起きて入院し､また切迫
早産が起こって帝王切開で私を取り上げられた。
けど私はなかなか産声をあげなかったから看護師が私の
小さな小さな体を擦るように軽く叩くと産声をあげた。

なんでこんな夢って思った。

そして夢の続き、
衝撃的なことを聞いた。
生まれた赤ちゃんは生まれつき心臓が悪い。
肺もまだ発達段階で肺も小さいと言われていた。
だから､激しい運動をしてしまうといつ死んでも可笑し
くないと。
お母さんは言った。
陽妃は、ママが守るだから、嫌われたっていい。だって
陽妃には未来があるから…。だから、生きてほしい。
生まれてきてありがとって。

私はここで目覚めた。