私のご主人様Ⅱ

まさかのバス移動…。しかも修学旅行みたいなバス。ついでに、運転席のとこには『永塚・バイク同好会 様』と書いてあった。

バイク同好会って、ならバイクで行くでしょ普通と突っ込みたくなるネーミング。

まぁ、堂々と永塚組と書くわけには行かないにしてももうちょっと何とかならなかったのかな…。

「奏多、暁、荷物寄越せ~」

ポカンと見つめていると、バスの荷物を入れるところから顔を出した伸洋さんにまた驚く。

「入り込まなくても…」

「詰め込んでたんだよ。ここちゃんかわいいじゃん。お嬢やる~」

「ッ!?」

スルーしてくれればいいものを!!

顔が熱くなって、奏多さんの背中に隠れると、爆笑される。

奏多さんと暁くんの荷物を乗せて、荷物を乗せるところは閉じられる。

最後に門の戸締まりを確認して、奏多さんに連れられるままバスに乗車した。
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