私のご主人様Ⅱ

そこも賑わっていて、私たちと同じように水着を買いに来ている人もいた。

「ことねぇのどれがいいかな~」

「エロいのがいいな」

「!?」

「変態!!」

さっそく梨々香ちゃんが女性ものの水着が並ぶコーナーで物色を始める。

品数は多いけど、ビキニ率が妙に高いのは気のせい?こんなの着る勇気ないや。

「ことねぇ!これは?」

「…」

と思った瞬間に目の前に突き出されるビキニ。うん、多少は覚悟してました。

苦笑いで押し返すと、不満そうに頬を膨らませてしまった。

「ことねぇ、きれいなんだから見せつけなきゃ!」

「そーだそーだ。こんなのとかな」

「!!?」

さりげなく入ってきた平沢さんの手には最早水着とも呼べないくらい露出が激しいもので、思わず思いっきり叩いてしまった。

流石に梨々香ちゃんも変態!!と非難をぶつける始末だ。
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