私のご主人様Ⅱ
「俺はただ、1日暇だから琴音をつれ回そうとしてるだけですっ」
「暁も琴音ちゃんと少しでも一緒にいたいだけだろ?そういうとこ素直じゃないよなぁ」
「ッ!!」
必死の言い訳も、奏多さんの言葉に簡単にひっくり返されて顔を真っ赤にさせる暁くん。
…だから不意打ちはずるいんです!!
暁くんが赤くなったのが伝染するように頬が熱くなる。
「っなんでお前まで赤くなってんだよっ!!」
「っ…あ、暁くんだって!!」
「「「!!?」」」
なんでこのタイミングで声が出たの!?
3人で驚いたけど、奏多さんがすぐに暁だけずるいって言いながら私を抱き締める。
暁くんはますます顔を赤くして、そっぽを向くけど全然隠せてない。