私のご主人様Ⅱ

「葉月さんは永塚くんの隣ね」

思わず唖然していると、先生から更なる爆弾。

あ゛~女子がうるさいぃぃ…。

文句も言えずに指定された席につく。

季龍さんは一番廊下側の席。私はその隣だから先生から見て右側から2番の列の一番後ろ。

はぁ、よりにもよってこんな席だなんて…。ちょっと悲しい。

先生はそのまま事務連絡をして、教室を出ていく。嫌だ~先生いなくならないでぇぇえええ!!

願いはむなしく先生は教室からいなくなる。ついでにと言わんばかりに季龍さんまで消えた。

そして、始まる定番のコース。

「ねぇ、ちょっと話あるんだけど」

リーダーらしい生徒を先頭にやって来たいかにもって感じの女子たち。

ほら来た。
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