私のご主人様Ⅱ
息をつくと、先生が入って来て授業が始まる。だけど、みんな机の下でスマホ操作に忙しい。
ノート取ってる子すらまれ?というより、季龍さん戻って来ないんですが?
まぁいっか。極力傍にいない方が被害もなさそうだし。
早速始まった授業に集中するべく、ノートを開き、シャーペンを構えた。
…構えたけど、そんな気はすぐに失せる。
何これ、なめてる?簡単すぎてつまんない。
ノートは取るだけ取るけど、話は全然聞かない。
はぁ、なんだろ。憧れていたはずなのに、一気に幻滅した。
その後の授業もつまらないまま、ついでに季龍さんも戻ってこないまま1日目の学校は終わった。