私のご主人様Ⅱ

「琴音ちゃん早変りだね~」

「その方がいいだろ」

「暁、そこは両方似合ってるって言うんだろ?」

「変態は奏多さんだけでいいでしょ」

「ん?どういう意味?」

ニコッと笑う奏多さんに、知らん顔をする暁くん。なんか和む。

遊びはこの辺で、早速材料を出して料理開始。ついでに今日のメニューは餃子です。

にんにくは臭いので、省略します。ほしい人はタレに入れてくださいな。

「琴音、汁は」

「“卵スープにします”」

「分かった」

いつの間にか暁くんは汁物とサラダの係になっています。私はメインと副菜。ついでに夜食を作ります。

と言うわけで、餃子の種をこれでもかと作り 、便利グッズを使いながらちゃっちゃと皮で包んでいく。
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