私のご主人様Ⅱ

「琴音ちゃん、学校で何かあった?」

心配されてしまった。首を横に振って笑う。

「“奏多さんと暁くんと一緒にいたかっただけです”」

「…うげ」

「!?」

うげって何!?暁くんの手をブンブン振るとバシッと叩かれた。

「えー、そろそろ俺弾くのやめない?」

奏多さんの声に暁くんと顔を見合わせて、すぐにそらされた。

奏多さんを見て、笑ってみる。恥ずかしいからもう言わないです。

「琴音ちゃ~ん、誤魔化さないでよー」

何だかんだ遊びながら部屋について、着物に着替えてすぐに夕食作り。

今日は煮物~。
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