私のご主人様Ⅱ
託されたもの
翌日。
残念ながら今日は雨。梅雨の時期だからしょうがないけど、大量の洗濯物があるから少し嫌だ。
部屋干しすると臭いし…。まぁ空き部屋に突っ張り棒やって干すんだけど…。
晴れろ~!!!と空に向かって叫びたい気分。声が出ないから叫べないけど…。
まぁそれは置いておいて、お昼の準備をして、いつもは2人分別にするのを今日は少し多めにする。
というのも、昨日の夕食の席で季龍さんのお父さんとお昼を一緒に食べる約束したから。
ご要望のコーヒーも準備完了!
「ねぇ、琴音ちゃん。俺たちもついていこうか?」
「?」
朝、田部さんがお昼は自分と一緒にと言っていたので待機していると、奏多さんと暁くんが心配そうな顔で私を見る。