私のご主人様Ⅱ
「琴音ちゃん、暁トマトだけはダメだからやめてあげて…」
珍しく暁くんを庇う奏多さん。そんな奏多さんはブロッコリーがダメ。つぶつぶしてるのが気持ち悪いらしい。
前は暁くんを散々からかっていた奏多さんだけど、ブロッコリーが出てきた瞬間、暁くんに仕返しと言わんばかりに無理矢理口にねじ込まれたのが相当トラウマらしい。
それから2人はお互いの苦手なものに対して無干渉か、こうやって庇うようになった。
好き嫌いがあるのはしょうがないけど、何とか食べられるようになるのなら是非ともそうしてほしい。
残飯がちょっと多い…。お好み焼きなら食べれるみたいだから残ったサラダでお好み焼きしようかなぁ。
「ごちそうさま」
「?」
さっさと食べ終わるなり立ち上がる暁くん。
おかしいな、いつもなら待っててくれるのに。もしかしてさっきのトマトで怒った!?