私のご主人様Ⅱ
何とか2人に落ち着いてもらい、夕食の準備を始める。
「琴音ちゃん、親父さんと何してたの?」
「“ご飯食べて話してただけですよ”」
「…話してただけ?」
「え?そうなの?」
始めてるんだけど、気になるのか手より口がよく動く。
ついでに今日はカレーだから楽チン。サラダは食べてくれないからコロッケに詰め込むことにしました。
とりあえず何でもいいから野菜を食べれる形にしないとね。
ってメインよりおかずがめんどくさい。というわけで、カレーをあとは煮込むだけにしたら3人でコロッケ成形中です。
「“どうしてそんなに心配してたんですか?”」
「…親父さん、結構怖いだろ」
「…?」
怖い?どこが…?むしろお茶目で面白いって思ったのに…。
首をかしげると2人からえ?と言わんばかりの視線を向けられる。