平凡なシンデレラ
そして、特に変わったこともなくいつも通りビクビク過ごしていたある日。
あの人のLINEの通知を気にしながら帰っていると、私の前に人が立ちはだかった。
「ちょっと一緒に来てくれないかな?」
…誰か私を呪っているの?と思うくらい不幸が続いている。
普通の人ならともかくまたヤンキー風の人だった。
言葉を発せずに目を泳がせていると、私の様子に気付いたのか
「別に変なことはしないから。ある人に君を連れて来いって頼まれてね」