平凡なシンデレラ
「慎吾、話せましたか?」
「あぁ」
ここまで運転してくれたヤンキーも来た。
「自己紹介がまだでしたね、凛と申します。以後お見知りおきを」
「よろしくお願いします」
私の周りにいる人達と大違いだな……。
本当にこんなところにいていいのかな……?
「俺がお前にいてほしいからそうしてるんだ。お前は気にする必要はない」
私の気持ちを汲み取ったかのように言ってくれた慎吾。
温かいな……。
このまま甘えてもいいんだよね……?
「これからよろしくお願いします」
「こちらこそよろしくな」
フッと笑った顔もイケメンで何故か直視出来なかった。
それに顔もいつもより熱い。
いろんなことがありすぎて頭がパンクしたのかな……?