Even if ...【短編小説】
2杯ほど飲み、心地よく酔ってきたところで
ドアの開ける音が聞こえたと共に、
私の隣に1人の男性がやってきた。



「お隣、いいですか?」



どこかで見たことあるような顔だが、
きっと芸能人か何かに似ているだけだろう。



「いいですよ。」

「じゃ、遠慮なく。」



決して自惚れとかではないが、
友人曰く私の後ろ姿は美人に見えるそうだ。


……とは言っても顔面は普通なので
そこから恋愛関係に発展したことは一度もないし、
強いて言うなら酔った勢いで共にしたことが二度あるくらい。



「よくここに来られるんですか?」



男性は飲み物を注文をするなり、早速私に話しかける。
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