涙色【完】
千尋「俺が好きなのは…その」

千尋はその先をなかなか言おうとしない

そして何かを決心したように私を真剣に見つめてきた

千尋「俺が好きなのは藤崎じゃなくて…中一の頃からずっと夏美が好きなんだよ!」

そう言い終わると千尋は顔を真っ赤にした

私はと言うとこの状況が分からなくて口をあんぐり開けたまま固まっていた

え?!
う、うそでしょ?!

だって千尋が私を好きだなんて!

そんな夢みたいな話あるわけ…

千尋「で…返事は?」

千尋…

そんなの決まってるじゃん

私は1回自分を落ち着かせた

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