君が嫌い
それもよりによって行きつけの風俗店の嬢相手にしてしまうなんて。
これで確実に通えなくなってしまったな。


はぁ……。
やっぱり俺にはさおりちゃんしかいなかったんだな。
ごめんな、もう俺そこに行けそうにないわ。


また新しいお店を開拓するしかないか。


『はぁ…はぁ…はぁ…。ちょっとあんた待ちなさいよ!!』


その後は俺のせいで心が傷ついた。
お腹空いたからご飯食わせろ。


お前と一緒にいるのが嫌なのに何で一緒に行動しなきゃいけないんだ。


相手にしないで無視して先へ進むもずっと付いてきてやかましい。
周りの視線が気になり仕方なく近くのファミレスに来た。


って感じで今に至る。


ああなんて俺は不幸な男なんだ。


それから30分後。
全く面白くもなかった食事の時間が終わった。


実質俺が食べたのはサラダくらいで他はほとんど全て食べられてしまった。

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