凶器は壊れてしまったから
「は、はいっ!」

振り向くと
真希と出て行ったはずの委員長がいた。

「真希さんの目的が何かわかるかしら」

そう言ってまっすぐ私を見つめた。

「え、と、わかりません…」

そう、ありがとう。
と言い委員長も教室を出た。

誰もいなくなった教室は夕日の光が入り
オレンジ色だった。

窓からの夕日を数秒見つめ
私は下駄箱に向かった。
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