ロシアの昔話『雪姫』
ちょっと長い廊下を行った...

右側の部屋が...


オルガの部屋っと!


僕は勢いよく部屋の扉を開けた。
そうすると...いつものお決まり
「もっと優しく開けてよね!」


怒ったふりをしながらオルガが言うのだ。


でも、今日からはちょっと光景が変わった。

その隣でカーシャが微笑んでいるのだ。


本当に天使みたいなそんな感じの可愛さっていうか...


「ねえねえ!恋バナしよ!!」


オルガだ。
オルガは誰とでも恋バナをしたがる癖がある。

でも、僕達にそんなことを提案してくるのは初めてのことだった。


「んなん、付き合ってらんねーよ!」


僕は乱暴に言ってしまった。

しまった…


「アラン、お前...「アランってば、いいじゃないですか。皆で恋バナしましょうよ?」


僕は顔が赤くなった気がした。
自分で自覚出来るくらいだから...

相当赤いんだろーなぁ


「わ、分かったよ!
付き合ってやればいいんだろ!」


フフッ___


「アランって、思っていたよりも素直な人なのですね」

そう言ってカーシャは微笑んだ。


ドキッ___


やっぱり...カーシャの微笑みは反則だ。


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