ロシアの昔話『雪姫』
「あ、カーシャおはよ~!!」


僕達はやっと集合場所に着いた。
20分程遅れたようだった。


「ったく、遅れすぎな?」


とか、言って調子こいてるミハイルをいじってやろう。と思ったのはアラン


「んだよ、僕達がいない間イチャついてたクセに~」


僕はからかった。
そしたら、ミハイルじゃなくオルガが


「そ、そんなことないしー!!」


と顔を赤くしながら全力否定してきた。


やっぱりオルガはわかりやすいなぁ
と僕は微笑んだ。


「あー!笑った~!!」



そんなことを言いながら僕達4人は目的地である『チューリップの里』へ向かっていた。



「ーーーでさぁ!」
「へぇ、そーなんだ」
「あ、ーーーー」


気づけば3人で盛り上がっていた。


「カーシャ...?」
「なんですの?」


カーシャの声は苦しそうだった。


「大丈夫...?」
「なんのことですの?」


そう言ってカーシャは作り笑いを浮かべた。

僕が...カーシャのその表情に騙されるとでも...思ってるの??


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