ロシアの昔話『雪姫』

「ちょっと、カーシャ待てよっ」





僕はカーシャを追いかけた。
余裕で追いついた僕はカーシャの服を引っ張った。



「なんですの?やめてくださる?」
「何そんな怒ってんだよ…!」



僕はムキになっていた。

それだけカーシャのことが心配で気にかけていたのだ。



「私帰りますから」



そう言ってカーシャはアランを押しのけて去っていった。



カーシャ......


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