ロシアの昔話『雪姫』
その日の夜結局カーシャは来なかった。
迎えにも行かなかった...。

いや、行けなかった。



「私帰りますから」


そう言った時の表情は
まるで僕らを拒否しているような...

そんな表情をしていた。



それを思い出す度にアランは胸がズキンと痛くなった。
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