too much
(あ…そうだ…)



いつもあゆさんはLINEをくれる。
僕は、スマホをのぞいてみた。



『今日は楽しかったね。
またみんなで遊びに行こうね。
おやすみなさい。』



やはりLINEは来てたけど、今日はやけに短い。
電車の中でも眠ってたし、よほど疲れたのかもしれない。



「あゆからのLINEですか?」

「はい。」

「何ですって?
まさか、私達のことがバレた…なんてこと、ありませんよね?」

「あぁ。そんなことはありませんよ。」

僕はあゆさんからのLINEを見せた。



「……これだけですか?」

「はい。」

「やけに短いんですね。」

「今日はあゆさん、お疲れみたいでしたよ。」

「そうなんですか。
あ…私も見てみよう。」



平川さんは、スマホを取り出し、LINEの画面を僕に差し出した。



『美穂ちゃん、お疲れ~
今日はすごく楽しかったね。
また、みんなで遊びに行こうね!』



相川のも、ごくありきたりの文面だ。



「珍しい…今日は一度だけなんだ…」

「いつもは何度も来るんですか?」

「はい、しつこいくらいに来ますよ。」

「相川も疲れたのかもしれませんね。」

「そうですね。今日は朝からずっとでしたからね。」



平川さんにはあゆさんからもLINEが入っていた。
それも、僕宛のとほぼ同じような文面だった。
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