too much
*
「あ、そうだ。
昨日の海の画像送るね。
あんまり綺麗に撮れてないけど…」
いつも通りの私を演じるために、私はそう言った。
「ありがとう。
そういえば、昨夜、LINE送ったんだけど、見なかった?」
「えっ!?あ、あぁ、見たよ。
ご、ごめんね。返信するの忘れてた!
ほ、ほら、昨夜はワイン飲んでたから…」
「何、そんな早くから飲んでたの?
珍しいね、あんたがお酒飲むなんて…」
「え?だ、だから…帰ってからすぐにお風呂に入ってベッドに入ったんだけど、眠れないからワインを飲んで…
ワ、ワインは安売りしてたから、買っといたんだ。」
自分の嘘に、呆れた。
いくらなんでも、へたくそ過ぎる。
どうか、あゆが疑いませんようにって、心の中で祈るしかなかった。
「あれ、マイケルベアじゃん!可愛い~!」
あゆの言葉にドキッとして、鼓動が速まる。
これが、島本さんからもらったものだって、バレたわけでもないのに。
「え?あ、そうだよ。」
私は平静を装った。
「今、どこも品切れだって聞いたけど、どこで買ったの?」
「う、うん。実家の近く。お母さんが送ってくれて…」
「へぇ、そうなんだ。良かったね!」
「う、うん。
……あ、そうそう、海の画像だったね!」
話を誤魔化すために、私は慌てて画像を探す。
ゴンドラの窓越しだし、あの時は焦ってたからか、本当に映りが悪い。
こんなのあゆもいらないと思うけど…とりあえず、送る。
「あ、ありがとう。」
画像を見たあゆは苦笑いだ。
当然だよね…私も同じように笑う。
「あ、そうだ。
昨日の海の画像送るね。
あんまり綺麗に撮れてないけど…」
いつも通りの私を演じるために、私はそう言った。
「ありがとう。
そういえば、昨夜、LINE送ったんだけど、見なかった?」
「えっ!?あ、あぁ、見たよ。
ご、ごめんね。返信するの忘れてた!
ほ、ほら、昨夜はワイン飲んでたから…」
「何、そんな早くから飲んでたの?
珍しいね、あんたがお酒飲むなんて…」
「え?だ、だから…帰ってからすぐにお風呂に入ってベッドに入ったんだけど、眠れないからワインを飲んで…
ワ、ワインは安売りしてたから、買っといたんだ。」
自分の嘘に、呆れた。
いくらなんでも、へたくそ過ぎる。
どうか、あゆが疑いませんようにって、心の中で祈るしかなかった。
「あれ、マイケルベアじゃん!可愛い~!」
あゆの言葉にドキッとして、鼓動が速まる。
これが、島本さんからもらったものだって、バレたわけでもないのに。
「え?あ、そうだよ。」
私は平静を装った。
「今、どこも品切れだって聞いたけど、どこで買ったの?」
「う、うん。実家の近く。お母さんが送ってくれて…」
「へぇ、そうなんだ。良かったね!」
「う、うん。
……あ、そうそう、海の画像だったね!」
話を誤魔化すために、私は慌てて画像を探す。
ゴンドラの窓越しだし、あの時は焦ってたからか、本当に映りが悪い。
こんなのあゆもいらないと思うけど…とりあえず、送る。
「あ、ありがとう。」
画像を見たあゆは苦笑いだ。
当然だよね…私も同じように笑う。