too much
*
「そうなんですか。へぇ、意外ですね!」
あれから早くも三か月近い日々が過ぎていた。
僕と、平川さんはほぼ毎日みたいに近所で会っていて…
彼女のことが僕の中でどんどん大きくなるのを感じながらも、あゆさんともLINEだけは続いてて…
それは、平川さんも同じだった。
相川とはLINEはとりあえず毎日みたいに交わしてるって言ってた。
僕達は、いまだお互いを『平川さん』『島本さん』って呼び合い、敬語を使っている。
それは、あゆさんや相川の前で親し気な様子が出たらまずいからに他ならない。
今はまだ平川さんの結論は出てないんだから…
親しく出来るとしたら、平川さんがあゆさんではなく僕を選んでくれた時だ。
(そんな日が来るかどうかもわからないけど…)
そうそう…赤いマイケルベアは、平川さんからあゆさんに渡してもらった。
平川さんがみつけて買って来たっていうことにして…
僕には、とてもじゃないけど、渡せそうになかったから。
「そうなんですよね。
それで、私……」
平川さんが話しかけた時、テーブルの上に置いたスマホが光った。
「そうなんですか。へぇ、意外ですね!」
あれから早くも三か月近い日々が過ぎていた。
僕と、平川さんはほぼ毎日みたいに近所で会っていて…
彼女のことが僕の中でどんどん大きくなるのを感じながらも、あゆさんともLINEだけは続いてて…
それは、平川さんも同じだった。
相川とはLINEはとりあえず毎日みたいに交わしてるって言ってた。
僕達は、いまだお互いを『平川さん』『島本さん』って呼び合い、敬語を使っている。
それは、あゆさんや相川の前で親し気な様子が出たらまずいからに他ならない。
今はまだ平川さんの結論は出てないんだから…
親しく出来るとしたら、平川さんがあゆさんではなく僕を選んでくれた時だ。
(そんな日が来るかどうかもわからないけど…)
そうそう…赤いマイケルベアは、平川さんからあゆさんに渡してもらった。
平川さんがみつけて買って来たっていうことにして…
僕には、とてもじゃないけど、渡せそうになかったから。
「そうなんですよね。
それで、私……」
平川さんが話しかけた時、テーブルの上に置いたスマホが光った。