too much
「美穂ちゃん……?」

「……え?あ…えっと…」

相川さんは私の顔を見て、くすりと笑った。



「美穂ちゃんって、もしかして不思議ちゃん?」

「そ、そんなことないです。
その……ちょっと、ぼんやりしちゃって…」

「そうなんだぁ…」

相川さんはそう言ってにやにやしてる。



そうだ…なにもそう真剣に考えることはない。
今日の合コンは、自分を変えるため…純也のことを忘れるための第一歩。
新しい男友達を作るくらいの感覚で良いんだ、きっと。
合わないなって思ったら、友達やめれば良いだけの話だし。



私も相川さんを真似して、笑みを浮かべた。
私のは完全な愛想笑いだけど…
あゆにも言われたもんね。
女は愛嬌…常に愛想良くしとくようにって。



「ねぇ、美穂ちゃん…俺みたいなタイプってどう?」



どうって…
なんてストレートな質問。
それだけ、自信があるってこと?



なんて答えよう…?
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