too much
「お泊まり」side美穂
「やっぱりすっごい真面目!
見てよ、これ。」
あゆが私にスマホの画面を差し出した。
そこにあったのは、今日あゆとカップルになった島本さんからのLINE。
確かに、あゆの言う通り、真面目な文面だし、スタンプもすっごく普通のやつだった。
「ま、仕方ないんじゃない?
あの人、見るからに真面目そうだったもん。」
「それはそうだけど、さ…」
そう言いながら、あゆはポテチをつまんで食べた。
帰りの成り行きで、明日あゆと一緒に映画を見に行くことになり、それならうちに泊めてって言い出して…
以前ほど酷くはないけど、うちはあんまり綺麗にしてないからいやだったんだけど、あゆの押しに負けて仕方なく…
「それにしても、何、そのジャージ…」
「え?だ、だって、家の中じゃ楽なのが一番じゃない。
あゆはジャージ着ないの?」
「着るけど、ジャージなら何でも良いってわけじゃないじゃん。
今時、そんなジャージ…田舎の中学生でも着てないよ。」
確かにあゆはおしゃれだから、もっと可愛いのを着てるのかもしれないけど、余計なお世話だよ。
家では誰に気を遣うこともないんだから…
(……って、こういうのがダメなんだな、きっと…)
干物女からは脱出するつもりだけど、やっぱり急には難しい。
(明日、ジャージ、買おうかな…)
見てよ、これ。」
あゆが私にスマホの画面を差し出した。
そこにあったのは、今日あゆとカップルになった島本さんからのLINE。
確かに、あゆの言う通り、真面目な文面だし、スタンプもすっごく普通のやつだった。
「ま、仕方ないんじゃない?
あの人、見るからに真面目そうだったもん。」
「それはそうだけど、さ…」
そう言いながら、あゆはポテチをつまんで食べた。
帰りの成り行きで、明日あゆと一緒に映画を見に行くことになり、それならうちに泊めてって言い出して…
以前ほど酷くはないけど、うちはあんまり綺麗にしてないからいやだったんだけど、あゆの押しに負けて仕方なく…
「それにしても、何、そのジャージ…」
「え?だ、だって、家の中じゃ楽なのが一番じゃない。
あゆはジャージ着ないの?」
「着るけど、ジャージなら何でも良いってわけじゃないじゃん。
今時、そんなジャージ…田舎の中学生でも着てないよ。」
確かにあゆはおしゃれだから、もっと可愛いのを着てるのかもしれないけど、余計なお世話だよ。
家では誰に気を遣うこともないんだから…
(……って、こういうのがダメなんだな、きっと…)
干物女からは脱出するつもりだけど、やっぱり急には難しい。
(明日、ジャージ、買おうかな…)