too much
*
「遅くまでどうもありがとうございました。」
「いえ…じゃあ、また…
おやすみなさい。」
「おやすみなさい。」
結局、平川さんに肝心の話を聞くことは出来なかった。
でも、他愛ない話はたくさんした。
なんていうのか、平川さんはとても話しやすいんだよな。
話も合うような気がするし、とても癒されたような気がした。
そのせいで、けっこう話し込んでしまって…
時間も時間だし、僕は、歩くのはやめて電車で帰ることにして…平川さんはそんな僕を駅まで見送ってくれた。
なんだか、すごくくすぐったい気持ちだ。
今までの僕は、彼女を見送るばかりで、見送ってもらったことなんてないから。
本当なら、平川さんを家まで送ってあげたいところだけど、彼氏でもない僕がそんなことをするのはまずい。
あゆさんも気分が悪いだろうし、平川さんだって、もちろんいやだろう。
残念だけど、仕方がないんだ。
(平川さんは、やっぱり尽くすタイプの女性なんだなぁ…)
今まで、僕の周りにはいなかったタイプだ。
尽くしたい僕とは、合わないタイプ…あ、違う。
僕も尽くし過ぎるのはもうやめたから、合わないわけじゃないんだ。
でも、平川さんは相川の彼女だし、そんなこと、考えても仕方ないんだけど…
(でも、なんとなく気になるんだよなぁ…)
僕はもやもやとしたものを抱えながら、電車に揺られた。
「遅くまでどうもありがとうございました。」
「いえ…じゃあ、また…
おやすみなさい。」
「おやすみなさい。」
結局、平川さんに肝心の話を聞くことは出来なかった。
でも、他愛ない話はたくさんした。
なんていうのか、平川さんはとても話しやすいんだよな。
話も合うような気がするし、とても癒されたような気がした。
そのせいで、けっこう話し込んでしまって…
時間も時間だし、僕は、歩くのはやめて電車で帰ることにして…平川さんはそんな僕を駅まで見送ってくれた。
なんだか、すごくくすぐったい気持ちだ。
今までの僕は、彼女を見送るばかりで、見送ってもらったことなんてないから。
本当なら、平川さんを家まで送ってあげたいところだけど、彼氏でもない僕がそんなことをするのはまずい。
あゆさんも気分が悪いだろうし、平川さんだって、もちろんいやだろう。
残念だけど、仕方がないんだ。
(平川さんは、やっぱり尽くすタイプの女性なんだなぁ…)
今まで、僕の周りにはいなかったタイプだ。
尽くしたい僕とは、合わないタイプ…あ、違う。
僕も尽くし過ぎるのはもうやめたから、合わないわけじゃないんだ。
でも、平川さんは相川の彼女だし、そんなこと、考えても仕方ないんだけど…
(でも、なんとなく気になるんだよなぁ…)
僕はもやもやとしたものを抱えながら、電車に揺られた。