too much
*
「うん、それに決めなよ!
絶対、男ウケ良いから。」
「え、で、でも……」
「いいから、いいから!」
合コン前に、私はあゆとショッピングセンターに向かった。
最近は、あゆのすすめでファッションも少しずつ女性らしいものにはしてたけど、せいぜい、ジーンズをサブリナパンツやクロップドパンツに変えたくらいだ。
なのに、今日はスカートを買えって言う。
しかも、ミニスカートだ。
「やっぱり無理だよ。私、こんなに足出したことないし。」
「じゃあ、ブーツはけば?たとえば……あ、これとか。」
あゆはそう言って、ロングブーツを差し出した。
私はそれを試着する。
確かに、ブーツをはくと足を出す面積が少なくなるから、気恥ずかしさはちょっと和らぐ。
「良い、良い!
すっごく可愛い!
それに決定だね。」
あゆに押し切られるような形で私はそれらを買うことになり…
着替えたまま、店を後にした。
(……やだ…なんか私じゃないみたい…)
ショウウィンドウに映る自分の姿がなんだか照れくさくて、直視することが出来ない。
こんな格好したのは初めてだもん。
なのに…妙に心が躍る。
(私にも乙女心の欠片くらいはあったのかな?)
そんなことを考えながら、私はあゆと合コンの会場へと急いだ。
「うん、それに決めなよ!
絶対、男ウケ良いから。」
「え、で、でも……」
「いいから、いいから!」
合コン前に、私はあゆとショッピングセンターに向かった。
最近は、あゆのすすめでファッションも少しずつ女性らしいものにはしてたけど、せいぜい、ジーンズをサブリナパンツやクロップドパンツに変えたくらいだ。
なのに、今日はスカートを買えって言う。
しかも、ミニスカートだ。
「やっぱり無理だよ。私、こんなに足出したことないし。」
「じゃあ、ブーツはけば?たとえば……あ、これとか。」
あゆはそう言って、ロングブーツを差し出した。
私はそれを試着する。
確かに、ブーツをはくと足を出す面積が少なくなるから、気恥ずかしさはちょっと和らぐ。
「良い、良い!
すっごく可愛い!
それに決定だね。」
あゆに押し切られるような形で私はそれらを買うことになり…
着替えたまま、店を後にした。
(……やだ…なんか私じゃないみたい…)
ショウウィンドウに映る自分の姿がなんだか照れくさくて、直視することが出来ない。
こんな格好したのは初めてだもん。
なのに…妙に心が躍る。
(私にも乙女心の欠片くらいはあったのかな?)
そんなことを考えながら、私はあゆと合コンの会場へと急いだ。