too much
「確信」side雪彦
今日の僕はツイてる。
いや、ツイてるなんて言ったら、あゆさんに悪いけど…
でも、平川さんと二人っきりになる機会に恵まれたのは、やっぱりツイてるとしか言いようがない。
渡そうかどうしようか…
そもそも、渡せる機会があるかどうかもわからないまま、僕はあのストラップを持って来ていた。
それが渡せただけじゃなく、あのクマのストラップ…ちょっと高いなって思ってたら、流行りのものだったらしく、平川さんはけっこう喜んでくれた。
嬉しい…!
思ってたよりも良かった反応に、僕は、浮かれてしまった。
でも…それと同時に、突然、罪悪感のようなものに苛まれた。
僕は、あゆさんと付き合ってるのに…
あゆさんに隠し事をしているだけじゃなく、平川さんにプレゼントなんかして…
(それに……)
あゆさんがスマホがないって言った時…
僕はどうしてすぐに動けなかったんだろう?
いつもの僕なら、きっとすぐに探しに行っただろう…
さっきは、相川の行動が素早かったせいかもしれない。
でも…今までの僕なら…
彼女のスマホがないなんてことになったら、それを人任せにしただろうか?
いや、絶対にありえない。
(なぜ…!?)
僕は自分の気持ちが理解出来ず、そのことがどんどん不安に繋がって行った。
いや、ツイてるなんて言ったら、あゆさんに悪いけど…
でも、平川さんと二人っきりになる機会に恵まれたのは、やっぱりツイてるとしか言いようがない。
渡そうかどうしようか…
そもそも、渡せる機会があるかどうかもわからないまま、僕はあのストラップを持って来ていた。
それが渡せただけじゃなく、あのクマのストラップ…ちょっと高いなって思ってたら、流行りのものだったらしく、平川さんはけっこう喜んでくれた。
嬉しい…!
思ってたよりも良かった反応に、僕は、浮かれてしまった。
でも…それと同時に、突然、罪悪感のようなものに苛まれた。
僕は、あゆさんと付き合ってるのに…
あゆさんに隠し事をしているだけじゃなく、平川さんにプレゼントなんかして…
(それに……)
あゆさんがスマホがないって言った時…
僕はどうしてすぐに動けなかったんだろう?
いつもの僕なら、きっとすぐに探しに行っただろう…
さっきは、相川の行動が素早かったせいかもしれない。
でも…今までの僕なら…
彼女のスマホがないなんてことになったら、それを人任せにしただろうか?
いや、絶対にありえない。
(なぜ…!?)
僕は自分の気持ちが理解出来ず、そのことがどんどん不安に繋がって行った。