(短編)小春姫



小春は窓のついている部屋にやってきました。

「やっぱり私なんて…おばあさんごめんね」

すっと前を向くと、窓から景色を眺めている、私と同い年くらいの美しい少年が立っていました。


あ、ここにいちゃいけない。


「どこいくの?君泣いてる」


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