‐部恋。 Another Story‐


『同じ塾だよね?
 サボりー?』

「……誰?」


『たぶん君より
 ひとつ年上かな。』

「ふーん。」


『今日は
 中学クラスの日でしょ?
 受験前なのにいいの?』

「ほっといてください。」



やばい、
すごいイライラしてきた…。

……帰ろ。



俺はその人の相手を
しないまま、
家に帰った。


第一印象は
「一度関わると
 うっとうしそうな女」


俺の第一印象は
たいてい当たってる。


その人の場合、
本当に当たっていたんだ。



< 108 / 148 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop