‐部恋。 Another Story‐


―――――――――…


「俺ね、今日はサチさんに
 大事な話あるんだ。」

俺はサチさんと歩きながら
そう言った。

これだけ言ったら
状況は察するんだろうな…。



ふとサチさんを見ると、
一瞬表情が曇っていた。


「俺、色々
 考えたんだけどさ…、」

『それ以上は言わないで!』


俺が一生懸命に
話している途中に
サチさんは
俺の言葉を遮った。



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